田村助手
「所長〜、勘弁して下さいよ〜。」
北里所長
「久々の更新と思ったら、いきなり愚痴かい?」
田村助手
「だって、テイツーの株価、下がりっ放しじゃないですか。前期だって大した利益じゃなかったみたいだし。」
北里所長
「まあ待ちたまえ。確かに、前期の利益も前々期の利益も大した事はなかった。でも、今期の予想利益は過去最高を予定しておるのじゃ。古本市場
田村助手
「そんなこと言って、この前みたく特別損失を計上されたらどうするんですか。予想なんてアテに出来ないでしょ?」
北里所長
「むむっ、確かにそれはそうじゃが……。あ、でも配当が増えるらしいぞ!40円増配されて260円。」
田村助手
「え、マジっすか!?うわっ、本当だ。予想配当利回りが3%近くある。でも、これも予想でしょ?利益が出なけりゃ、絵に描いた餅じゃないんですか?」
北里所長
「君、ここんとこの株価下落で完全に疑心暗鬼だね……。確かに、それはそうだが、今まで新規出店でコストがかさんで来た部分はある。出店を抑制して、コストを回収する方向らしいから期待しておきたまえ。」
田村助手
「まあ、別に捨てたお金と思ってるんで、いいんですけどね。」
北里所長
「そう悲観的にならんと、期待しようじゃないか!」
「た、た、あいた〜〜〜!古本市場
北里所長
「う〜ん、なかなか下げ止まらないねぇ。みんなが弱気になってるところに、会計の不祥事が連発してるみたいだからねぇ。新興市場の信用が随分揺らいでいるようだぞ。」
田村助手
「しかし、お陰で配当利回りは2・26%ですよ!」
北里所長
「これは美味しいね!それに、純資産倍率も1・24倍だ。株価が純資産額に近づいてきたってことだね。」
田村助手
「そこが1倍以下になると、解散価値を下回るってことでしたね。」
北里所長
「理論的にはそうだったね。随分、客観的な底値に近づいて来たと言えそうだ。」
田村助手
「所長、下がった時はいつも底値って言ってますね。」
北里所長
「ギクッ!まあまあ、我々は長期保有を目指しているんだから、ここは辛抱のしどころだよ。」
田村助手
「今の段階でのリスクは何かあるんですの?」
北里所長
「あ、そうそう、いいことを聞いてくれたよ。現在、ゼロ金利が解除されているね。金利が高くなるということなので、借金経営をしている企業は債務が業績に重くのしかかってくる可能性があるぞ。」
田村助手
「ということは、株主資本比率が低い企業は注意した方がいいってことですね。」
北里所長
「そうだね、古本市場を運営しているテイツーは、低すぎるという程ではないが、一応業績の先行きは注意していないとね。」
田村助手
「ま、手頃な値段ですし、なんかおトクな感じがしてるんで、私はもう2株ほど追加投資しておきます。」
北里所長
「ちょこちょこ攻めてくるねぇ。私なんざ、一気に突っ込んだので、えらい含み損だよ、トホホ。」
「ふっふ〜ん、所長、ようやくようやく株価が戻り歩調のようですよ!」
北里所長
「どらどら、一時は1万1千円も割り込んでどうなることかと思ったがね。おお、随分売買量も増えたし、いい感じだね。しかし、75日線まで上げた後で、一気に下がってるね。」
田村助手
「もう下がることはないんでしょうか?」
北里所長
「うーん、現在は世界同時株安なんて言われているからね。でも、日本企業は堅調らしいから、相場全体で見ると今が買い時だと思うんだけどね。ただ、テイツーがどうなるかというと分からない。新興市場は株安で個人株主が大打撃を受けて、戻りが遅くなるかもしれないからね。」
田村助手
「でも、今現在で配当利回りが1・78%ですよ。かなり美味しいんじゃないですか?」
北里所長
「うん、この配当は美味しいと思うね。この前の決算報告書を読んだけど、やはりアイカフェ事業の方に傾注しているようで、あまり古本市場には期待してないようだね。」
田村助手
「似たような店舗がたくさんありますもんね。古本市場だけでなく、アイカフェの方ものぞいてみた方が良さそうですね。」
北里所長
「そうだねぇ、古本市場も頑張って欲しいところだが、なかなか難しいんだろう。」
田村助手
「とりあえず私はこの辺でもう一度買いを入れてみたいと思います。」
北里所長
「うん、我々は長期保有が目的なのでそれでもいいと思うよ。上がるといいねぇ。」
田村助手
「テイツーの皆さんに頑張ってもらいましょう。」
「さて、テイツー株はどうなったかな……むぎゅぅ………。」
北里所長
「ど、どうした?田村君!」
田村助手
「しくしく、めちゃくちゃ下がってますぅ……。」
北里所長
「ああっ、本当だ!あっさり13500円の線を割り込んどるッ!5月12日の終値が12980円で、最安値が12550円。うーん。」
田村助手
「だ、だ、大丈夫なんでしょうか?」
北里所長
「うーん、去年もこの時期に最安値をつけて、その後増益発表で3日連続のストップ高だったんだけどねぇ。消費が堅調らしいし、業績はよくなるだろうけど、最近は競合を避けるのに古本市場の新規出店は控えてるらしいからね。」
田村助手
「そうなら、業績が劇的に伸びるってこともないですねぇ。」
北里所長
「うん、ただアイカフェ事業の方に傾注しているようだから、そちらの業績がどれだけ伸びるかが注目だね。後は、既存店舗の売り上げの伸びだねぇ。」
田村助手
「そうかぁ、どうしましょう?」
北里所長
「君はまだ追加投資が可能だったね。こういう時は、前と同じように直近の最安値で買いを入れる手が1つ。今なら、12550円で指値注文を出しておくってことだね。但し、今は下降トレンドだから、今回のようにズルズル下げていってしまう可能性がある。特に今は、テイツーが上場しているジャスダックなどの新興市場は、不祥事が相次いで投資家の皆さんが資金を引き揚げているんだよね。ちょっと様子を見て、一旦値段が落ち着くのを待つのがいいかもしれないね。」
田村助手
「分かりました。じゃあ私は様子を見て、値段が一定のところで落ち着くのを待つことにします。その時にまた買いを入れてみますよ。」


